予定日になっても生理が来ないなら

無月経の恐ろしさについては、十分にわかっていただけていると思います。目安としては、来るはずの生理が二回来ない(三か月以上の間、生理がない)ときには婦人科に行って診察を受けてください。

妊娠している可能性があるときは、もっと早く受診することをおすすめします。この場合は婦人科のほか、産科・産婦人科でもかまいません。

生理予定日から二週間たっても生理がないようなら、妊娠している可能性が高いのです。妊娠している場合は、「二回目の生理もない(あるはずの生理が来なくなってから、さらに一か月たった)」という時点で妊娠8週から10週に入っています。

生理の予定日の解説

この時期は流産がおこりやすく、また、お母さんの体に入った物質はそのまま赤ちゃんの体にも入っていきます。

ですからこの時期に、妊娠しているのを知らないでX線をあびたり、薬を飲んだりすると、赤ちゃんに悪い影響を与える可能性があるのです。

やむをえず中絶する場合にも、この時期(8週から10週)までにしたほうが母体の負担が少なくてすみます。母体保護法では妊娠21週6日未満までは中絶することが認められていますが、あとになればなるほど手術はたいへんで、限りなく分娩に近くなるのです。

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