ゴルフクラブのヘッドフェースとロフト

軽くて強度にすぐれたチタン合金のヘッドが開発されたことで、ドライバーヘッドは大型化の一途をたどっています。

今では400ccを超えるものまで登場しています。ヘッドが大きくなればフェース面が広くなるのでセンター(スイートエリア)をはずして打っても方向があまり狂わず、ヘッドを大きくした場合はフェースの肉厚が薄くなるので、トランポリン効果によって飛距離アップにもつながるというのです。

ただし、打球面が薄くなって反発係数が高くなれば球離れはさらに早くなります。

ただし、ゴルフクラブのヘッドが大きくなるとヘッドの重心位置がシャフトから離れるのでヘッドが返りにくくなります。そのため400ccぐらいになるとシャフトの長さを45インチ以内に抑える傾向にあります。400ccで45インチ以上の長さではヘッドが返りにくくスライスしやすいので、シャフトを短めにして振り切れるように設計しているわけです。

超大型ヘッドのドライバーは、ライ角度がアップライトなものを選ぶことが大事です。ゴルフクラブのヘッドが大きくなると、インパクトでヘッドのトウ(先)のほうが下がるトウダウン現象が強くなるので、フェースが開いて当たり、スライスしやすくなります。

ライ角度が60度くらいのドライバーなら、400ccクラスでもスライスの心配はありません。

クラブフェースの傾斜角度をロフトといい、これによってボールの打ち出し角度(高さ)が決まります。ドライバーの標準的なロフトはだいたい10度くらいで、ウッドはクラブの番号が多くなるにしたがって、3度ずつ多くなります。

アイアンは、1番の標準が15度で、以下番号が多くなると4度ずつ増えていきます。ゴルフプロは8度とか9度といったロフトの立ったドライバーを使っていますが、これを一般のアマチュアが使ってもゴルフボールが上がらないので距離は出ません。

ロフトの立ったゴルフドライバーはヘッドスピードの出る人でないとボールが上がらないので、もっとロフトのある10度とかH度のほうが距離は出ます。ロフトに関しても見栄は禁物で、ボールを上げやすいクラブのほうがボールは飛びます。

女性ゴルファーは12度くらいのドライバーがよく、女性でも非力な方は13度くらいのほうが、ボールが楽に上がり、ボールは飛びます。

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